県内経済ニュース(6月)
県内
6.15◇三井住友銀行、県内で農業参入へ
三井住友銀行は農業事業に今秋から参入すると発表した。第1弾として、秋田県内で農地を保有できる新会社を地元企業などと設立し、コメを生産する。豊富な資金と顧客基盤を活用し、農産物の生産性の向上や販路の拡大に取り組む。大手行が農業に参入するのは初めて。
6.17◇TDK、3社を統合し由利本荘に新会社
TDK(東京、上釜健宏社長)は県内で受動部品を製造するグループ3社を統合すると発表した。新会社「TDK秋田(由利本荘市)」を今年12月に設立し、来年4月に3社を吸収合併する。技術と人材を相互活用して競争力を高める。それぞれの生産拠点は維持する。
6.20◇高卒就職率、18年ぶり100%
秋田労働局は今年3月に県内高校を卒業した新規高校卒業者の5月末時点での就職決定率が平成10年以来18年ぶりに100%を達成したと発表した。製造業を中心に求人が増え、県内求人倍率は記録のある9年以降で最高の2.38倍に達した。
6.28◇県が日大、専大と連携協定
秋田県は日大、専修大と学生の県内就職促進に向けた連携協定を結んだ。両大学内で県内の企業や生活情報等を提供したり、合同企業説明会の開催案内を配布するなどして本県出身の在学生らのAターンの促進を図る狙い。協定締結は3月の中央大に続くもの。