経営随想
「あなたのために造ります」
(株式会社小田島工務店 代表取締役)
私どもの会社は、昭和24年、先代社長が自宅の改装工事を見て建築の仕事に興味を持ち「大工になりたい」という事から始まりました。以来“地域に根ざした物づくり”を基本とし、お客様の心に届く仕事を心掛け、前向きに頑張っております。
住む人・使う人のニーズが多様化する中、あらゆるお客様に応えるには、専門性を持ちながら幅広く対応できる総合建設業としての役割が求められます。当社はそれに応えられるように様々な工事を自社管理により設計・施工で一貫した提案をお客様にしております。
また、お客様との永いお付き合いをするためには、満足して頂くものを造る事は勿論のこと、その後の《メンテナンス・アフターサポート》が非常に大切だと考えます。安全・安心できる工法・材料・機器を提案し、それぞれのお客様のそばに寄り添えるような「オンリーワン」の対応を心掛けております。
今年は3月11日発生した未曽有の災害「東日本大震災」により東北地方の太平洋沿岸部は壊滅的な被害を受けました。また被災した福島第一原子力発電所からの放射性物質の漏洩や拡散により避難を余儀なくされている地域も多くあります。秋田県は直接の被害は少なかったのですが、その後間接的に製造業の生産や畜産農家の出荷などにも影響が波及しました。
今後、復旧に向けて補正予算等で財政対応がなされていくことになるようですが、被災地以外では地方交付税や各種交付金の縮小が取り沙汰されており、公共事業や民間設備投資の縮小となれば、建設業界は先行きに強い不安感を感じます。
こうした厳しい状況の中、当社は地域の皆様に支えられ、平成22年度を無事に了える事が出来ました。これは、お客様、そして当社を支えている従業員・協力会社の方々のお蔭です。
実は昨年、初めて事業方針説明会を開催いたしました。今年も8月12日のお盆の前日に行いました。これは、従業員のみならず取引先・協力会社の方々も招いて当社の方向性を説明する会であります。建設は自社だけではなく多くの職種の人たちの協働によって出来上がるものです。社内的には朝礼・現場会議等で打ち合わせをしておりますが、このような状況の中を生き抜いていくには自社の内部的な意識付けと合わせ、協力会社の方々も同じ方向性を持ち一体となって進んでいかなければできないと考えたからであります。私どもの考えている事を仕事に携わる全ての人に理解して頂き、ともに手を取り合って進んでいかなければお客様に満足して頂くものにはならないし、継続していくことはできないという事を痛切に感じました。
そしてその事が、従業員だけでなく協力業者や取引会社の皆様にも安心して仕事をやって貰える事にも繋がると思うからです。昨年からの状況をみると、その効果が現れてきております。仕事を受注する時の見積から工事中・完成までの施工段階まで前よりスムーズに進んでいますし、現場担当者の折衝も楽になっています。
『あなたの為に造ります』
当社はこれを経営理念とし、一人ひとりのお客様に満足して頂ける仕事『お客様第一主義』を心掛け、『一生懸命』に取り組んでいます。《誰でも出来る》ではなく、《小田島でなければ出来ない》という専門性を持てる仕事に努めております。
事業を行うには集客し販売・営業を行いお客様になって頂く。そしてそのお客様が固定客になる事が大事です。いくら新規のお客様だけを開拓しても次がなければ、いつまでもその繰り返しです。社業が安定しません。そのお客様がまた頼んで頂ける固定客になって初めて安定した状況になるのです。
そのためにはお客様が頼みたくなるような仕事をすることが大事です。
私は、建設もお客様の不安・問題・悩み事を解決するサービス業だと思います。満足は一人ひとりのお客様によって違います。それぞれに合ったサービスを心掛けなければなりません。
お客様満足度を向上させるため、アフター面でも1か月・6か月・1年・2年の点検を実施し、お客様に安心して末永いお付き合いを頂けるようにと思っています。
「まあいいか!」「これぐらいならお客さんも分からね!」など、自分たちに都合のいいようにやって妥協しない事です。お客様に喜んで貰えるように仕事のレベルを上げなければなりません。その事が身に付けば標準的に良い仕事になります。当社に関係する全ての方々にその様な考えを持って仕事をして頂いております。
松下幸之助さんの言葉に「理解と協調が繁栄の基」というのがあります。
自己中心的な考えをしていては、相手を理解する事が出来ない。
理解のないところに協調は生まれず、ともに助け合い、力を合わせてさらなる発展を成し遂げることも望めない。
みんなが理解、協調、協力し合ってこそ、お互いの繁栄が実現できるのである。
とあります。私も会社も皆様と共に生きていきたいのです。
最後になりますが、仕事は楽しくなければなりません。楽しさがなければ力も湧かないし、お客様や自分の回りの人々も楽しく出来ません。なにより、人も集まってきません。人が集まるところに仕事がわいてくると思います。
小田島工務店がその様な集まりの場となれるようにこれからも頑張っていきます。
会 社 概 要
| 1 社 名 | 株式会社小田島工務店 |
|---|---|
| 2 代表者名 | 代表取締役 小田島 誠 |
| 3 所在地 | 〒019-1234 仙北郡美郷町飯詰字北中島46-5 |
| 4 電話番号 | 0187-82-1314 |
| 5 FAX番号 | 0187-82-1660 |
| 6 設立年月 | 昭和61年4月 |
| 7 資本金 | 2,100万円 |
| 8 年 商 | 8億5,100万円(平成23年3月期) |
| 9 従業員数 | 28名 |
| 10 事業内容 | 建設業 建築工事:住宅・社寺建築、工場・事務所・公共施設 土木工事:一般土木・舗装・造園 |




