県内経済ニュース(10月)
県内
10.4◇シェールオイル、国内初の採取に成功
石油、天然ガス開発大手の石油資源開発(東京)は3日、由利本荘市黒沢の鮎川油ガス田で実施しているシェールオイルの実証試験で、地下1,800mにあるシェール層からの石油採取に、国内で初めて成功した。事業化が可能と判明すれば、シェールオイルの開発が本格的に進む可能性がある。
10.13◇日銀県内経済概況、10か月ぶり下方修正
日本銀行秋田支店は12日、10月の県内金融経済概況を「県内景気は、生産がやや弱めとなるなど、持ち直しの動きが一服している」と発表した。景気判断の下方修正は、昨年12月以来10か月ぶり。項目別では、生産を2か月ぶりに下方修正、他の項目は判断を全て据え置いた。
10.30◇メタンハイドレート、発見
次世代のエネルギー源として注目される「メタンハイドレート」が日本近海の広い範囲で、海底下数メートルの浅い場所に存在する可能性があることが新たに分かった。北見工業大学などのチームが29日、発表した。秋田県沖合を含む日本海やオホーツク海で発見、回収にも成功した。
10.31◇農業用機械の開発を目指し、協定
秋田銀行は30日、県内農業の生産性を向上させる農業用機械の開発を目指し、東京・大田区の公益財団法人「大田区産業振興協会」と包括的業務協力協定を締結した。生産者のニーズに応じた機械を大田区の企業が開発できるよう後押しし、本県農業の大規模化や産地化に生かす。