県内経済ニュース(6月)
県内
6.12◇ソウル便、7月26日から3か月運休
大韓航空は11日、秋田―ソウル便の運航を7月26日から10月25日まで休止すると発表した。それ以降は未定としている。韓国旅客船の沈没事故や円安の影響で4、5月の搭乗率が30%台に低迷したことなどから、当面は利用状況が変わらないとみて運航休止に踏み切ったものとみられる。
6.18◇湯瀬ホテル、事業譲渡へ
湯瀬ホテル(鹿角市八幡平、関雅文社長)は17日、事業を「せせらぎ宿(じゅく)」(東京、深田智之社長)に譲渡すると発表した。7月1日付で、売却額は非公表。ホテル名は変更せず、従業員28人の雇用は維持する。湯瀬ホテルは社名を「玉川温泉」に変え、仙北市の玉川温泉郷2施設の運営は継続する。
6.21◇メタンハイドレート、秋田・山形沖合有望
国産燃料として期待されている海底資源「メタンハイドレート」が、本県・山形両県の沖合に存在する可能性が高いことが、経済産業省の調査で分かった。経産省資源エネルギー庁は7月上旬、掘削調査を始め、詳しく調べる。太平洋側では、愛知県沖で昨年3月、世界初の試掘に成功している。
6.28◇有効求人倍率、22年ぶりの高水準
秋田労働局が27日発表した一般職業紹介状況によると、県内の5月の有効求人倍率(季節調整値)は0.90倍と前月を0.02ポイント上回り、平成4年3月(0.92倍)以来の高水準となった。景気回復に伴う求職者の減少と求人の増加が背景にあるとみられるが、依然全国平均1.09倍を下回っている。