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経営随想

お客様の笑顔のために・・・満足価値の提供を目標に「お客様の夢のお手伝い」

桑原 透
(株式会社桑原 代表取締役社長)

・「はじめに」

 戦後10余年経ち国内経済もようやく安定期に入った昭和35年4月に、私の父である桑原功(現 代表取締役会長)が秋田市手形休下町において包装資材の卸売「桑原商店」を創業しました。
 当時、私の祖父母である桑原一雄、タエは食料雑貨店を長年営んできました。功は昭和32年に高校を卒業し乾物屋で3年間の約束で見習い修行し商売のノウハウを体得、その退職金を元手に祖父母が経営する店を廃業して一雄51歳、タエ47歳、功21歳の時に親子3人で起業したのでした。
 なぜ、包装資材業にしたかと言えば、当時働いていた乾物屋にて使用する新聞紙袋がやがてハトロン袋に変わり、そして石炭から出来るナイロン袋へと変わり、これからはナイロン袋が売れることに一種の閃きを覚えたからでした。幸運にも遠戚が東京でセロハン袋やナイロン袋を販売しており、そこから仕入れることで話が進みました。
 すぐにスクーターを購入して受注・配達を開始、翌36年には四輪軽自動車も導入することで営業エリアが拡大し、また当時のナイロン袋は品質も良かったため飛ぶように売れました。
 昭和37年10月、新たに自動製袋機を導入しタエと母すみ子が製造に当たりました。この頃にナイロンから石油より精製したポリエチレンへと移り変わってきました。
 昭和38年には秋田市川尻字沼田に自宅兼店舗として移転、そして昭和41年6月に法人化、「株式会社桑原商店」として一雄が社長、功が専務に就任し、「包装の桑原」として包装資材業界にがっちりした体制を披露したのでした。
 やがて以前にも増して売れ出し、倉庫を3~4棟借りるほどまでに拡張していきました。

・「県内全域へ」

 昭和47年に増資し商号を「株式会社桑原」に変更、翌48年春から現在の卸団地に新社屋建設着工し、同年9月に完成、移転したのでした。ちょうどオイルショックで、石油化学製品を主原料とする包装資材業界も品不足と値上がりでかなりの影響を受けましたが、幸いにして仕入先の協力を得て厳しい時期を乗り越えることが出来ました。
 更に、包装資材に加えて店舗用品、関連機器を幅広く取り扱うようになり、各地へ密着した営業活動を推進するべく、昭和50年2月に横手営業所、同年3月に秋田中央卸売市場開設に合わせて秋田中央市場店を開設、昭和52年7月に秋田矢留青果市場内に矢留市場店を立て続けて開設し拠点拡大を行いました。
 昭和56年7月には功が代表取締役社長に就任し、更なる拡充を目指して昭和58年1月に大館営業所を開設して、ついに県内全域をカバーし、秋田県の全てのお客様にお手伝いできる体制を整えたのでした。
 昭和62年に横手営業所を現在の地に移転し、それと同時にお客様および県内全域の皆様に、より親しく認知頂くことを目的に、弊社のマスコットキャラクター「あらいぐまのクワちゃん」を制定し、お客様とのつながりを強くしていきました。
 やがて取扱量の増加に対応すべく平成元年に本社倉庫を拡張。それに伴い、平成3年には本社からフォローすることとして、矢留市場店を閉店しました。
 その後、手狭になった大館営業所を平成5年3月に移転、平成6年10月には横手営業所を、そして平成7年3月には本社事務所を増改築するなど、県内全域のお客様のニーズに応えるべく更なる充実を図りました。
 平成15年7月には私が代表取締役社長に就任、同年10月には最先端のしくみづくりを実現するべく新しく基幹業務システムを導入し、営業、物流、業務の一層のレベルアップを図りました。
 それから、これまで横手営業所からフォローしていた岩手県のお客様のご要望にお応えする拠点として、平成24年3月に岩手県初進出となる盛岡営業所を開設することとなりました。
 また、同年4月に秋田市中央卸売市場が公設地方卸売市場へと転換したことを受けて、翌平成25年6月より秋田中央市場店を秋田北営業所に名称変更し、店舗から営業所としての機能変更と充実を図りました。

・「次代に向けたVI(ビジュアル・アイデンティティ)断行」

 平成21年に創業50年を迎えたことを機に、これからの弊社の進む方向を指し示すべく、新たにコミュニケーション・ロゴ、スローガン「fantastic innovation」、マスコットキャラクター「三代目 あらいぐまのクワちゃん」を制定、また、社名、通称名「パッケージの桑原」ロゴを一新しました。
 また、平成22年8月から弊社を秋田県内の多くの皆様に知って頂くことを目的の一つとして、1年以上かけてオリジナル制作したテレビコマーシャルを放映開始しました。盛岡営業所開設と共に岩手県内においても放映を開始。平成25年に第2作を制作して7月に放映開始し、現在2パターンを秋田・岩手の県全域と青森県の一部地域で放映しています。
 テレビコマーシャルが、創業50年を経てもなお、新たなお客様とのご縁を繋いでくれることに驚きとともに感謝するばかりです。

・「新たなドメインに向けて」

 弊社は、包装資材を中心とした多種多様の「モノやコト」を解決する、いわゆる「解決力」を果たすべく行動する総合サプライヤーです。
 10万点以上のアイテムからご希望に応じた商品を「迅速・正確・安全」をモットーに最適な対応でお届けします。お客様とのコミュニケーションを通じて心を込めた解決力で「ほしい」や「したい」に全力でお応えします。「これでよかった まかせてよかった」とご満足頂ける笑顔を目指し努めます。解決力とは、お客様の「したいこと、困ったこと」に対する解決方法を見出すお手伝いをすること、そしてお客様の夢がより快適にスムーズに実現できるお手伝いの事です。
 信頼できる多くの仕入先とのパートナーシップで、新鮮な情報と充実した商品をお届けすることを目指しています。
 本年、お陰様で創業55周年を迎えることができました。これまでの間、お取引先メーカー様、そして多くのお客様に支えて頂きましたことを衷心より感謝申し上げます。
 これからも、お客様の夢のお手伝いを誠心誠意、全力で務め、常にお役立ちできる企業を目指して一所懸命に仕事に邁進し、次代へ向け社業発展に努めます。

(会 社 概 要)

1 会 社 名 株式会社桑原
2 代 表 者 代表取締役社長 桑原 透
3 本社所在地 〒010-0061 秋田市卸町四丁目7番9号
 TEL 018-863-1818(代)
 FAX 018-863-1865(代)
4 営 業 所 秋田北・横手・大館・盛岡
5 U R L https://www.kuwahara.biz
6 設  立 昭和41年6月(創業:昭和35年4月)
7 資 本 金 1,000万円
8 従業員数 41人
9 事業内容 ○包装資材・店舗用品・関連機器
○衛生資材・調理厨房器具・関連機器
○オフィス用品・関連機器
○食品関連、電気製品、その他
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